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INTERVIEW

特別編|ポライズン代表スタッフ 山口 雄人インタビュー(前編)

ポライズン代表スタッフ 山口 雄人

特別編|ポライズン代表 山口雄人 (前編)

ポライズンのサービス内容や代表スタッフの人柄などを紹介します(前編)。

このページでは特別コラムとして、ポライズンの事業内容や代表スタッフの経歴・人柄などを紹介します。ホームページを見ていただくだけでは、どんな人物が働いていて、どのような思いで活動しているのか…など、なかなか伝わらないものです。ですので今回は代表スタッフにざっくばらんにインタビューすることで、ポライズンを少しでも身近に感じて頂きたく考えております。最後まで読んで頂けますと幸いです。(最終更新:2018年4月)

- まず、ポライズン代表スタッフ・山口氏の経歴を教えてください。

山口:皆さま初めまして、山口と申します。ポライズンのホームページを見つけてくださいまして、ありがとうございます。

私は東京都出身の東京育ち。多くの皆さまと同じように、昭和・平成のテレビ番組を見て育ちました。物心ついた時にはビートたけしさんや志村けんさんのバラエティー番組が大好きで、その後はとんねるずさん、ダウンタウンさんを見て育ったテレビ黄金世代です。音楽の世代的には90年代に中高生だったこともあり「Mr.Children」「小室ファミリー」ど真ん中の世代ですね。ですからミスチル楽曲は三度の飯より好きですし、安室さんの引退には本当に衝撃を受けました。育ちも家庭環境も普通で、一般的なサラリーマン家庭で育ちました。都内の大学を出て就職しました。

 

- 就職先はテレビ番組やコマーシャルを作る映像制作会社ですね?映像制作会社ではどのような業務をしていたのですか?

山口:東京・六本木にある、とある映像制作会社に拾ってもらいました。今では大手制作会社と言われるくらい大きくなりましたが、私が入った当時はまだそうでもなくて、目の前の大通りをダンプカーが通ると会社が揺れるくらいのヒョロ長い雑居ビルに入っていましたね(笑)。本当によくビルが揺れたので最初驚きました。当時は社員30〜40人くらいの規模の映像制作会社だったと記憶しております。ただ当時からジャンルを問わずたくさんの番組を制作していたので、本当にさまざまな経験をさせていただきました。

そこでは最初AD(アシスタントディレクター)として、フジテレビ・スポーツ局の番組制作チームに配属となりました。研修の初日に「ジャンクSPORTS」のスタジオ収録現場に連れて行かれて、当時毎週テレビで見ていた美術セットを目の当たりにして興奮した記憶があります。更にそのスタジオに、ダウンタウンの浜田さんや元トップアスリートのゲストの方々が入ってきたときは感激して倒れそうになりました。でも、収録中は何故かずっと着ぐるみを着させられて、動いたら怒られるもんだから着ぐるみの中で直立不動。汗ダクで過ごした思い出があります。

フジテレビスポーツ局の中でも、私がいたのは「格闘技」の班でした。今はすっかり下火になってしまいましたが、当時は「K-1」と「PRIDE」という打撃系格闘技、総合格闘技の人気がものすごくて、「K-1ワールドグランプリ」や「PRIDEシリーズ大会」がほぼ毎月のように国内外で開催されていましたね。それで当時、K-1やPRIDE、空手、柔道、キックボクシング、女子格闘技など…格闘技全般を紹介する「SRS(スペシャルリングサイド)」という格闘情報番組がありまして、その番組を担当していました。「SRS」って今の若い人たち、絶対に知らないですよね?格闘ビジュアルクイーンだった藤原紀香さんや畑野浩子さん、長谷川京子さん、東原亜希さん、西山茉希さんたちが巣立っていった人気女優の登竜門的な番組なんですよ。日本の格闘技ファンに向けて、世界の格闘技のトレンドや武士道の素晴らしさを伝える番組でした。ある年の世界柔道特番の企画で、ゲストに井上康生さんがいらした時があったのですが、その時に司会をしていた東原亜希ちゃんはSRSでの出逢いをきっかけにして今では井上康生さんの奥様ですからね。人生の巡り合わせって面白いものですよね。

 

- 話が脇道に逸れてますので、軌道修正をお願いします。入社当時どのような業務をしていたのですか?

山口:失礼しました。ですので、私の映像制作のスタートは、フジテレビスポーツ局の格闘技チームでした。当時の私は「SRS」を中心に「K-1」や「PRIDE」のテレビ中継、DVDなどの制作も全般的に担当してました。やることと言えば、全てに参加すること。全ての下準備をすること。「ザ・AD業務」と言われていること全てです。上司であるディレクターもたくさんいたし、企画は十数本も並行して進んでいくので、要するに人手が足りないんです。でも全てのディレクターの下働き、下準備をAD数人で完璧にしないとならない。そんな日々でした。初任給で買ったものは上等な寝袋でしたから。家に帰れないので、せめて会社暮らしを少しでも快適なものにしようと思ってフカフカの寝袋を買いましたね。今でも先輩や後輩と食事すると当時の話をよくします。「あの時あのADの人数でよく格闘技班を回してたよね」…と。それまで何気なく見ていた30分のテレビ番組でしたが、実際に30分番組を作るってこんなに大変なの!?…という衝撃。自分がディレクションしてVTRを作るようになってからも、モノづくりって大変だぁ〜と、今でもそう思いながら生きています。

 

当時は、1ミリでもイイから楽しさややりがいを見出さないと続かないくらい過酷でしたね毎日が。私の1ミリの楽しみは、学生時代にテレビで見ていた有名選手に取材で会えることでした。当たり前なんですけど、この仕事は打合せやら撮影やらでとにかく現場に行くんです。この番組でいう「現場」というのは、もちろん格闘技のジムや道場なんですが、そこに憧れのピーター・アーツやミルコ・クロコップ、ヴァンダレイ・シウバが来る。高田延彦、桜庭和志、小川直也、吉田秀彦が練習する道場に通う。取材を重ねると覚えてもらって会話もできる、親しく接してもらえる。私の場合、そういう些細な楽しみを見出せたから過酷な業務でも続けられたのかな…とも思います。一度、K-1ワールドグランプリでボブ・サップとアーネスト・ホーストが対戦した時、リングサイドでMCトークの収録中にも関わらず、仕事を忘れて大声で応援してしまって、プロデューサーにブッ飛ばされた苦い思い出もあります。仕事中なのに興奮しすぎて…、アホですよね(汗)。また話が逸れてしまいました。

PRIDE時代のヴァンダレイ・シウバさんと

↑当時の撮影現場の一コマ(PRIDE時代のヴァンダレイ・シウバさんと)

 

- その他で、担当したり経験した番組を教えてください。

山口:スポーツやバラエティーや情報番組をはじめたくさんあるのですが、ここで一つ挙げるとすれば「旅美人」というフジテレビで放送していた旅番組です。なぜかと言うと、この番組制作で経験し感じたことが今の事業につながっていると思うからです。この「旅美人」という番組はJR東日本が提供の番組だったので、JR東日本が管轄しているエリアの観光、産業、漁業、農家、伝統工芸、自然、文化、習慣、祭など…土地の素晴らしさを紹介する番組でした。JR東日本の圏内というと、だいたい静岡県の伊豆あたりから本州最北端の青森県の津軽半島・下北半島までです。今もそうですが、当時JR東日本は東北6県にとてもチカラを入れていました。ですから、本当によく東北6県にはロケハン(本番ロケのための下取材や下見)、ロケで足を運びました。

この番組は若くてキレイな女性モデルが旅人として各地方に行って、その土地で様々な人と触れ合い、その地域の魅力を紹介する。そのような番組でした。番組のロケハンでは、本番のロケで撮影候補となっている取材先をたくさん回って話を聞いたり現場を見せてもらったりと、ロケの倍くらいの日数をかけて各エリアを回りました。例えば、宮城県の仙台市を紹介する下取材ならば、仙台の絶品グルメを出している店舗や伝統工芸を作り続けている職人さんの工房、朝市で美味しい魚介類を売っている漁師さんの漁…などなど、本当にたくさんの方々にアポイントを取って下取材をさせて頂きました。

そこでずっと感じていたのは、「日本には各地に素晴らしい技術や志を持った地場産業、そして風光明媚な観光資源が沢山あって、彼らが地域を、日本を支えている」ということでした。それまで東北地方という存在が私にとって遠い存在だったからかもしれませんが、そのことがとても新鮮に感じられた記憶があります。風景の美しさはもちろんですが、規模の大小を問わず自社の商品やサービスに自信と誇りをもち社会のためにより良いサービスを提供されている方々、企業の多さに驚かされました。同時に、彼らの背中がとても眩しく見えました。特に、銀製品で有名な新潟県・燕三条では、鍛治職人さんたちが作る商品の素晴らしさに感動しました。

その後、テレビ制作の現場で働きながらも、ある時からこんな感情が芽生えておりました。それは「テレビ番組というコンテンツを通じてだけでなく、日本各地の観光資源の素晴らしさや、日本を支えている中小企業の商品のチカラ、サービスの素晴らしさをもっと手軽に、映像で伝えられないものかな」。そういう思いだったんです。

 

- なるほど。その時のその思いが、今の中小企業様向けの映像制作サービスにリンクしていくということですね。長くなってしまったので、今回はここまでとさせて頂いて…。次回の特別ブログでは、この続きをご紹介します。

山口:話が脇道ばかりで、申し訳ありませんでした。次回は手短に話せるように頑張ります。

 

後編につづく。

武藤敬司さん&蝶野正洋さんと

↑当時の撮影現場の一コマ(武藤敬司さん&蝶野正洋さんと)

 

 

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